私がパニック障害と診断されたのは、まだこの病名が世の中に殆ど出ていなかった25年くらい前のこと。
仕事に行こうと電車に乗ると、ドキドキし始め、そのうち途中で降りるようになり、当時は独身だったので実家近くのY病院で診てもらいましたが、胃カメラからMRIから心電図から全てやって異常なし。
「これはもしや精神的なものなのかもしれない」
と自分で判断して、大学病院の紹介状を書いてもらって、「パニック障害」と診断されました。下手するとまだ「心臓神経症」なんて言われていた頃ですね。
しばらくは、発作が起きそうになったら、デパスという薬で抑えていたんですが、数年に一度大きな発作に見舞われるんですね、なぜか。
で、心療内科を探して、ひとついいところを見つけたんですが、その頃には「パキシル」という薬が治験が終わって認可されていたと思います。
パキシルとソラナックス(後発薬は名称がアルプラゾラムという舌を噛みそうな名前(笑)
でしばらく2ヶ月に一度通院して、その心療内科の個人病院が引っ越しするっていうんで、探してた病院。
実家の最寄り駅にある、個人病院へ行ったのですが、カウンセリング代が高い!
で、毎月なんてめんどくさい!!
女性の先生がいいなと思って電話をかけてみたら、感じがチョー悪い!(笑)
だって、精神科医って言ったって得意不得意はあるじゃないですか、それを聞いただけなのに、「はぁ?!」
って対応をされて、二度と電話をかけるものか、と思いました。口コミ何故か5だけど(笑)→チョー久しぶりに調べたら1.3だった。
で、結局、風邪などのかかりつけ医に相談したら、たまたま産業医でカウンセリングをしていた先生だったので、お薬だけ出してもらう事にしました。
これはもう上手に付き合っていくしかないので(カウンセリングでも状態は変わらなかったし、仕事は出来るし)
ただ、コロナ渦で電車に乗らなくなったせいか、電車がさらに苦手になりました。平気な時はホントになんでもないんですがね(;´Д`)
病院は本当にいろいろな先生、看護師さん、スタッフさんがいるものです。
父が最期を迎えた県立がんセンターでは、ソーシャルワーカーの方が素晴らしかった(今でも感謝している)担当の先生はいつもむすーっとしていたけれど、父は明け方に亡くなったので、出勤早々顔を見せてくださったり、あら意外にハートフルだったんだって思ったり、
母が先天性の脳幹血腫を持っていて、お世話になったY総合病院ではいつも元気なY先生や、病棟の看護師さんたちに励まされたり、
結局3回再発して、M大学病院で大きな手術を受けたのですが、要介護5と引き換えになりました。それでも、私は母に生きていてほしかった。
「自分でおトイレに行けなくなったら施設に入れてほしい」
と言われていたので、特養に申し込んだのが2021年で、手術→リハビリ→特養、と奇跡的に待機になることもなく、2024年は面会がかなり緩和されたので、毎週1~2回は顔を見に行っていました。
10/4に、本当に急に大動脈解離であっという間に亡くなった時には、自分の体調なんぞ吹っ飛ぶくらい(とはいえ不正出血が気になっていただけ)
ショックでした。
こういう大きい出来事があった時には、発作が起こりやすいです。
父が亡くなったときもしばらくは、1/2日だったパキシルを毎日飲んでも、夜中に発作を起こしたりしましたしね。
今は2日に1回パキシル、頓服としてアルプラゾラムを処方されています、あ、あと漢方か。
コロナ渦の病院や、施設の方々の苦労をしっているだけに、自分が入院する身となった今、
「寛容な心でいましょう」
「ありがとうを言いましょう」
をテーマに、入院しようと決めました(笑)
いや、実際に入院してみたら、そんなどころじゃないとか、「えぇえええ」ってなことも起きるんですがね(笑)