児童、高齢者にある法と同様に、10月1日より『障害者虐待防止法』が施行されます。


これは、法の根幹は〝虐待を処罰〟するものではなく(処罰するのは刑法、民法となります)、 〝声なき声を聴く〟 〝声なき声に気づく〟ことにあります。


それは、今まで当たり前にされていたこと、〝障害者だから〟と障がいをもった方たちの社会レベルや生活レベルがあたかも認知され、確立されているような言い回しにより許されてきたことを、この法律の施行により見直しましょう、ほんとうに障がいをもった方の人権が尊重されているの? を考えましょうという事です。


例えば、職場。障がいをもった方たちが就労できている、ガンバっているのを最近は多く見つけることができとてもとても嬉しい状況ではあります。


しかし、これはどうでしょうか。


『私の息子は、特別支援学校から今の会社に入れてもらって、最初はやる気があって頑張っていたのだけど、最近会社を休みがちになってしまい、会社に迷惑を掛けてしまっている。退職させたいと考えているのですが?』という相談


よく調べてみると 彼は、自閉傾向があり、なかなか仲間と一緒に仕事をすることが難しい。当初の期待していた仕事量が達成されずに、最近は給料が下げられた。社長も、彼の奮起を促すつもりではあるが、頭を小突くことが頻回にあったという事。


また、彼について調べていくと、同僚に対して返事もしない、ちょっとした悪戯もするようになっていたとのこともわかりました。


では、どうしましょうか?


親は、「会社に迷惑を掛けているので退職」という言葉を口にします…でも、〝給料が下がった〟〝自閉傾向の彼に対する配慮〟 〝頭を小突く〟…健常者と言われる 反論ができる人達に同様なことができたでしょうか?


それは、反論をしない、抵抗できないと感じている障がい者だからではないでしょうか。


ここに、『虐待』を起こす危険性のある芽があります。


障がい者だからしょうがない。 障がい者だから無理だ。ではなく、どうしたら障がい者が一緒になって会社を盛り上げてくれるのか考えて行くことこそ、この虐待を起こさない環境だと言えるのではないでしょうか。


障害者虐待防止法は、『職場における虐待』についても、適応されます。そして、障がいを持った方たちを専門(プロ)として支援する事業所、そして、養護者(家族、親)に対して適応されます。


そして、市民の皆様には、『通報の義務』が生じます。


〝障がい者に対してそれはないだろう〟 〝えっ それはどうなの?〟と思えることがありましたら、ぜひお知らせください。


座ぐり 047-401-0637  担当 花島 ・ 茂木(モテギ)