前回ラスト大量の人形たちと共に爆発に呑まれたヒソカ。戦いはクロロの勝利、ヒソカの死という形で決着した。そして、観客や人形の死体と共にヒソカの死体も運び出された。意外にもそれほど破損は増えていない。
そのヒソカの死体を眺める者が3名。シャルナーク、コルトピ、マチである。
どうやら会場のどこかで戦いの様子を見ていたようで、シャルは死体の損傷が少ないのはヒソカにに覆い被さった爆弾ではない方の人形たちが緩衝材になったからで、死因は窒息死と推察する。
シャル達は死体の確認を終えて戻ろうとするが、マチは前金を貰ってたからヒソカの死体を修復してから行くと言う。これはもちろん前金の話は嘘で、マチの優しさだと理解したシャルとコルトピはマチを残し先に立ち去る。後にあの様な事になろうとは思いもせずに。
クロロの除念に対する礼を言いヒソカの死体の修復を始めるマチ。
しかし、その最中異変が起こる。死後強まる念により、突如ヒソカの死体からオーラが発生したのだ。そして死んだまま自らの心臓と肺をマッサージを始める。
前回ラストで爆発の直前死を覚悟したヒソカは、身体を丸めて何かを試みていたが、これは身体を丸めて心臓と肺を守り、爆発のダメージを最小限に抑え、その上で死後強まる念を利用しバンジーガムで自らの蘇生をする事を試みていたらしい。もっとも、確実に死後強まる念が発動する確証はなく、窒息死ではなく爆発で致命傷を負っていたら無駄になっただろうから正に賭けである。
そして息を吹き返し飛び起きるヒソカ。開口一番に自分はちゃんと死んでいたかを尋ね、クロロと戦った結果死んだにも関わらずさして堪えた様子もなく笑うヒソカにマチはただ呆れ、今度からは闘う相手と場所はちゃんと選ぶよう忠告する。
バンジーガムと薄っぺらな嘘で身体を「見た目」完全修復したヒソカは、マチに先ほどの忠告とは逆に「闘う時相手と場所を選ばない事にした」と告げる。この言葉を単に反省してないと取り、呆れたマチは立ち去ろうとするが、「旅団(クモ)は・・・ね♪」と続いた言葉と同時に背後から組み付かれバンジーガムで拘束されてしまう。
ヒソカは更に「今から(旅団の)誰と遭ってもその場で殺すまで闘る」と言い、マチにこれを旅団全員に伝えるよう依頼する。
一方その頃、クロロはシャルと携帯で話していた。クロロは次の旅団の標的を、暗黒大陸に向かうカキンの王族の宝を盗む事にしたと語る。そして王族達の船に集合とし、その際にブラックボイス用の携帯(アンテナ無し)を返却すると伝え、シャルもこれを了解する。
それから幾らかの時間が経ったころ、シャルは公園の公衆トイレの前でコルトピを待っていた。1人でクロロと電話していた事と、「遅いな、ウンコか?」というセリフをみるに少なくとも5分以上は待っているのだろう。
その直後、シャルの携帯に着信が入る。しかし、結局シャルがその着信を取ることは無かった。
ほぼ同時にコルトピの生首を手にしたヒソカが現れたからだ。それを見たシャルはとっさに駆けだすが、ヒソカは生首を残し一瞬で眼前から消える。シャルは残されたコルトピの生首をキャッチするが、それに気をとられた隙に強烈な一撃を喰らってしまう。
人が消えた暗い夜の公園に、ブランコの揺れる音が響く。そこにあるのは一つの生首と、変わり果てた姿でブランコに拘束された血塗れのシャルの死体、そしてそれらに群がるカラスの群れだけだった・・・。
闇の中で死の奇術師は、次なる獲物を求めて静かに嗤う。
いやまさか、先週までの流れからいきなりシャルナークとコルトピがあんなあっさり死ぬとは予想してなかった。しかも旅団も暗黒大陸へとなると、主要キャラ(主人公除く)ほとんどが集まるから展開が読めない。旅団狩りを始めたヒソカは単独で狩っていくのか、はたまたクラピカと組むのか。それに対して旅団が今回はどう動くのか色々気になる。
それにしても、今回のクロロ対ヒソカ戦色々と伏線多過ぎて理解しきれない^_^;。そのうち、色々気になる所をまとめようと思います。他所様のネタバレ、考察サイト見てると思いもよらない推察やら予想の発見もあるし。