あたしの欠陥
思考の欠陥

完璧なものに比べ
欠陥品は
価値も値段も落ちる

見つかんなきゃ儲けもの
隠し通せればの話


完璧な人なんかいない
だれだって欠点の

一つや二つはあたりまえ

でもあたしの欠陥は
具合が悪いの


狭く深く
誰にも届かず
触れられず


あたし自身でさえ
扱い方を心得ない

代償になる何かもありません

だって欠陥自体

よく知っていないから



あたしは…




死にたい…?





生きたい…?






死にたくないから
生きたいの…?





死ねないから
生きたいの…?





こんなこと問い質しても
何もならないのに

ふいに自分に問う。
訳わからない。

答えなんかわからないって

それだけはわかってるのに。