ダークです。
読みたくない方、Uターン





ずっと、ずっとしまってたのに。
見られないように。
気づかれないように。

我慢してたのに・・・


限界だった。
涙が、止められなかった。

気づいたら
バイトで泣いてた。
いつも、押し殺して、バレないよう
頑張ってたのに。

人前で泣くなんて、
恥ずかしくて、
どうしていいかわかんなくて。
情けなくて。
泣き顔見られるのも
嗚咽聞かれるのもイヤで。
みんなの目が怖くて。
泣けばいいと思われるんじゃないかって。

自分だけのもにしておいたのに・・・
どんなに辛くても泣くことはしないって
決めてたのに。
泣き虫の癖は、治ってなかったね。

昨日、とあるやってはいけない失敗をして
怒られた。

やさしく叱るから。
もう、どうしようもない自分がイヤで。
叱らせてることに申し訳なくて。
悩ませてることがイヤで。

みんなの前で話されるのがイヤで。

今までの分も積もり積もって
止められなかった。

あがってたからすぐ帰れたけど
バイトの人に
「お疲れ様」って言われても・・・
「はい」って
いうしか出来なくって。
涙はあふれ出た。


もう死ねばいいと思った。
消えたいと思った。
産まれたのは間違いだと思った。
いくべき道を間違えたと思った。

泣きながら店飛び出して走った。
自転車置き場まで走った。

あ、傘忘れてきた。
もういい。
なかなか自転車の鍵が開かなくて
戸惑った。

夜道、車の前に飛び出したい衝動に駆られた。
でも相手に迷惑かかるから辞めた。
せめて死ぬ時くらい普通に死にたい。

橋から落ちたら死ねるかなと思った。
でも浅いから辞めた。
それにここでは死にたくないと思った。
このまま貯金崩して
どっか行こうかと考えた。
出来れば、海がいい。
沖縄の島の下の方の、あの、崖。
万座毛。

ひめゆり学徒たちが飛び込んだ、
あの崖に行きたくって仕方なかった。
自分が身投げするところを何度も想像して
飛び込んだ後どうなるのか、考えた。
苦しくて、上にあがろうとするけど
服の重さであがれない。
苦しい。
息が出来ない・・・。
ヤメ。

電車なら即死できるかもしれない。
ぐちゃぐちゃになるっていうし。
家族はたまったもんじゃないから、
ダメだなぁ。
うち金ないし。

それか、どっか遠い山の中で遭難するのもいい。
でも、時間かかる。

だから、窒息しようと思った。
家についてそのまま電気もつけず
ベットへ飛び込んだ。
息を止めて2分。
それまで嗚咽が続いてたからか
苦しくない。
なんだこの生命力。
まじウザイ。

首を絞めたら
苦しかった。
辞めた。

タオルを口にあてて寝れば
起きた時、酸素不足で死んでるんじゃないかと思った。
でも死ななかったこと思い出して辞めた。

いつの間にか寝てて

起きたら9時だった。
後悔した。
と同時によかったとも思った。
まだ死にたくないらしい。


朝の授業は行かなかった。
出れる顔じゃなかったから。
二重まぶたが腫れて一重になってた。
っていうか変なトコに線が出来てた。
うける。

3限は行った。
友達はあいかわらず幸せそうに
こっちのことなんかおかまいなしに
ノートに落書きしてくる。
やめて。。。
言ったのに。
やっぱどうでもいいようだった。
そういう人だ。
恐ろしく自分中心。

だいきらい。
あぁ・・・人前で泣くなんて
何年ぶりだろ。

小学校以来かも。

謝っても
ごめんなさいで済むなら
警察も裁判所もいらないのであって
許してもらったことには
ならない。

と、思う。

やっぱり泣くんじゃなかったよ。