女優の竹内結子さんが亡くなった。
40歳と言っていただろうか。なんとも悲しいニュースである。
あくまでも推測だったが、あるメディアはその要因として【産後うつ】の可能性を挙げていた。
真実は知る由もないが、産後うつと言うのは・・・それくらい怖いものであることを否定できない。
特に高齢出産の場合、そのリスクも高くなる傾向にある。
産後うつを聞いて、ふと思ったことがある。
先日、菅 新政権が発足し、少子化対策の一環として打ち出したのは 【不妊治療の保険適用】。
それ自体に文句は無いが、同時に“産後うつ”への対策も急務ではないか、と思っている。
そもそも、世界のそれと比べて治療開始の年齢が高く、受胎率が低い日本の現実。
誰もが早期に治療を始めたいはずだが、治療方法が異なり、病院選びに苦労している課題がある。
加えて、産後うつ増加の可能性。
自殺だけでなく、幼児の虐待事件にも、産後うつが絡んでいるケースがあるし・・・
母親と同様、父親にも産後うつのリスクが伴っていることが、昨今わかっている。
保険適用の検討と同時に、それらの啓発・啓蒙も重要ではないだろうか。
出産に精神的・身体的リスクが伴うのは誰もが把握している。
しかし、出産後にもリスクが付きまとうことを把握している人が、どれほどいるだろうか。
男性の育休の理解が高まりつつあるものの・・・まだまだ軽視している日本の風潮。
「私の時代なんて」と過去の経験を述べ、「我慢」や「根性論」で子育てを語る年配女性。
正直、日本社会全体が、現代の子育てに伴うリスクに不勉強のような気がする。
高齢での出産。
近所付き合いがない中での孤立した子育て環境。
自由に遊ばせる場所がなく、子供を巻き込む事件も増えた社会的環境。
それでも変わらない、子育て世帯への就労環境の不整備。
金銭的環境。
さらには、子供の泣き声やベビーカーのモラルなど、子育てにあまりにも厳しい社会の目。
ホルモンバランスによる大きな負担に加え、これらの重圧も漏れなく付いてくる。
これは、少子化うんぬんの問題でななく、命にかかわる大きな課題だと思っている。
その為にも、いつでもイイから メディアはしっかりと正しい知識を伝える努力をしてほしいし・・・
政府には、しっかりとした公的支援を打ち出してほしい。
最近、三浦春馬さん、芦名星さん、名脇役の藤木孝さんなど・・・
芸能人が自ら命を絶つ悲しいニュースが相次いでいる。
今月、厚労省はメディア関係者に対して過度な報道を控えるよう文書を公表した。
世界保健機構(WHO)のガイドラインに沿ってのものであり・・・
「若者や自殺リスクを抱える人へのリスク」を考えると、当然の懸念だと思う。
このコロナで、倒産は少ない印象だが、想像以上に多いように思える廃業。
ハローワークも人が増えたと聞く。
この秋から冬にかけて・・・それらはもっと増えていくだろう。
となれば、自殺リスクを抱える人も同時に増える。
今後、大きな社会問題へと進展する可能性も否定できない。
とても心配だ。