時事 | 返却は一週間後。

返却は一週間後。

日常と映画(レンタル)を綴るブログ。

東名のあおり運転裁判。

 

連日、TVメディアで取り上げられ、裁判の内容が明らかにされている。

 

 

感情的に言えば、被害者家族だけでなく、誰もが“重い罪”に問われてほしいと思うだろう。

 

が、法律は正義ではなく、正義と倫理も別物。

 

法律に抜け目があれば、罪にも問われないのが司法のルール。

 

人が人を裁くことに・・・完璧はない。

 

 

テレビでは、被告の悪人っぷりを誇張して伝える。

 

イメージ優先の報道に違和感を抱いた。

 

①現場検証でアクビを連発する映像が何度も流された。

 

「反省の色が見られない」とコメンテーターたち。

 

冷静に考えてほしい。

 

・朝から取り調べも受ける中、夜に行われた現場検証。

 

・過度な緊張時、人は自然とアクビを出して緊張を和らげるのが本能。

 

・隠し撮りされている中でのアクビ。

 

あの部分だけを切り取って「反省していない」と断定するのは乱暴だ。

 

 

②産経新聞の面会要請に「30万円」を要求。

 

産経がTwitterで流した題目も“30万円を要求”と書いていた。

 

・文面を読むと、メディアに対する被告の怒りの感情が見られ、取材拒否が本望とも読み取れる。

 

・この手紙までに、記者とどんなやり取りがあったのかは不透明。

 

なのに強欲だのと決めつけるのも乱暴だ。

 

「人のことをネタに」という文言もあったが、“ネタ”とは事件そのものではなく・・・

 

この捻じ曲げられた伝え方を指している可能性もある。

 

 

残忍・残酷な事件・事故があると、必ずメディアは・・・

 

被害者・加害者の為人を、視聴者の感情を誘導するような伝え方で終始する。

 

が、それを伝えるのは、裁判が終わったあとのドキュメント番組でいい。

 

何が真実で、法律にどんな問題があり、それを防ぐにはどんな課題があるのか・・・

 

それを示すこともメディアの役割ではないのだろうか。

 

 

個人的な体感では・・・あおり運転は、この事件以降もあまり減っていない。

 

障がい者マークがついているクルマや、高齢者マークがついているクルマ・・・

 

デイケアサービスの送迎車にさえも、あおる行為をする輩が見受けられる。

 

特に高齢者は、道路の“わだち”での弾みで圧迫骨折を起こす可能性もある。

 

スピードを出したくても出せないクルマもいることを、どこのTVメディアが伝えた?

 

 

煽り運転を止めさせるのなら、そんな事情もしっかり伝えるべきだ。

 

何を伝えるべきか・・・を大事にしてほしい。そう思う。