ある書籍に、「日本では 2分に1組が離婚している」と書かれていた。
そんな現代の風潮もあってか、情報を発信するTV番組で・・・
弁護士などが登場し、離婚の備えや離婚裁判など、その心得をプレゼンされることが増えた。
バラエティ番組では、離婚した女性タレントがその経緯を赤裸々に語り・・・
「別れてスッキリした」、既婚女性に「早く別れた方がイイ」、歯に衣着せぬ発言も目立つ。
ふと思う。
TVで扱う離婚問題は、何故 親の目線だけで語られるのだろうか。
離婚した時の子供の心理というものが、あまりにも軽視されているように思うのだ。
子供にとって、両親は唯一無二の存在であり、特に幼い子供にとっては 心の従属・依存関係でもある。
その両親が離れ離れになるとわかった時、どんなに平静な表情を見せていたとしても・・・
奥深い部分では相当な悲しみを抱ていることは言うまでも無い。
離婚について「子どもは理解してくれた」と考える親の中には・・・
子供が 親の顔色を窺いながら過ごしていても、その健気な気遣いに気付いていない人も多い。
子供の人格や心は・・・生まれ持っての資質ではない。
家庭環境、子育てや躾け方法、親の姿などによって構築されるものである。
そこに離婚という要素が加われば、当然ながら子供のそれらに影響する。
さらにもし再婚という要素が加われば、良かれ悪かれ子供の人生に大きく左右することになる。
「スッキリした」とか「離婚の準備」とかよりも、ここが最も重要なのではなかろうか。
「子供の為に離婚した」と述べる人がいた。
例えば、暴力行為などの特殊な事情があったのなら、それは子供の為に離婚するべきケースだろう。
が、両親と子の関係がそれぞれ良好である場合、離婚に際し、子供にどんなケアが必要で・・・
どんな気遣いとどんな会話が必要で、子供とどう向き合っていくべきか、を考える必要がある。
“子供の為”とは、離婚そのものではなく・・・離婚後の生活に掛かっている。
そうでなければ、“子供”をだしに使い、離婚を正当化させようとする自己保身的な離婚でしかない。
昨今の安直に離婚を扱うTV。
なぜ子供の目線で語られないのだろうか。
離婚が当たり前の時代だからこそ、そんな情報を発信することが大事だと思うのだが・・・。
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『少年と自転車』 (ジャン=ピエール・ダルデンヌ、 リュック・ダルデンヌ監督)
カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞したらしいベルギー・
ツタヤで借りたいDVDが貸出中だったので、なんとなく借りた一本。
両親が離婚し、父親に託された少年だったが、その父親は子育てを放棄し施設に。
その少年の心の葛藤や無償の愛、などなどを描いている作品である。
父親を信じ、父親に裏切られ、それでも手放さない自転車は、少年にとっては父親そのもの。
あれだけ頑なに自転車に拘っていた少年が、女性と自転車を交換するシーンは・・・
まさに父や葛藤からの脱却、ジーンと来た。
ただ・・・自分は・・・カンヌで受賞されるような映画が苦手(笑)
この映画も然り、どーも このゆったりしたテンポが嫌いだ。
満足度・・・★★★☆☆
“ブル”の呼び名=字幕で“闘犬”、何だか妙に笑えたな(笑) 度・・・★★★★★