大好きな映画監督、アレキサンダー・ペイン。
家族・家庭を中心に、人と人との繋がり、個々の情や欲など・・・
人間らしさというものをロード・ムービーでコミカルに描く監督である。
残念ながら、超大作というものを撮らない為、新作が公開されても・・・
映画後進地域、いや・・・荒廃地域の地元では、ほぼ100%上映されることは無い。
彼の作品だけではなく、関東にいた頃は、マイナー作品を観る為に 足を運んだ映画館。
我が地元に戻った今では、時間の都合もあって映画館に行くこと自体無くなった。
3D映画なんてのも、一度も観たことは無い。
観たいけど上映されなかった映画は、月日と共に記憶から消え・・・
DVDの発売日が決まる頃には、すでに上映があったことさえも忘れている始末。
レンタル屋さんで見つけて「あぁぁぁぁ!」と思うことも少なくない。
完全に忘れていたアレクサンダー・ペイン監督の作品。
「うぉっ!」 見つけた時に思わず声が出た(笑)
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『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 (アレクサンダー・ペイン監督)
アルツハイマー型認知症をコミカルに描いていた2013年の映画。
100万ドルが当選したというインチキの通知を信じ・・・
ネブラスカまで受け取りに行こうとする、認知症で頑固な父親。
何度言っても聞かない為、仕方なく父親とクルマで旅に出ることにした息子。
父の故郷に立ち寄り、色んな出来事で父親の意外な過去を知り、絆を深めるという内容である。
認知症になると、子供に戻ると言われるが・・・
自分の実在をまだ保ちながらも、ところどころで子供のような行動を見せる父親。
それを理解した上で父親に付き添う息子。
口数が少なく、家族とのコミュニケートも不足していた父子と少しずつ距離が縮まる様子が絶妙。
さらに、途中で絡む母親や兄、親せきの絡みで・・・
個々の情や欲、家族愛、様々な想いや感情が描かれ、とにかく最高だ。
何よりも、老人という主観性、やや廃れた地元の雰囲気は、モノクロに非常に合っていた。
素晴らしい映画。
満足度・・・★★★★☆
コンプレッサーを盗むくだりの母親の表情は抜群だったなぁ(笑) 度・・・★★★★★