森羅万象、どんなことも不公平で不平等に構成されている。
自然界で言えば、弱肉強食が良い例だ。
しかし、その不公平・不平等さこそが自然の摂理であり、共存ということでもある。
それでも本来 弱肉強食の頂点ではないはずの人類はその頂点に立ち、ここまで共存形態を壊してきた。
もはや自然保護もエゴでしかない。
何故なら 本当に自然保護を求めるなら・・・文明を棄て、世界人口を減らすことが一番なのだから。
人類は、自然の摂理を越えているように思えて仕方ない。
先日、≪ダウン症を妊婦の血液検査によって 胎児の段階で診断する方法を試験的に開始≫
そんなニュースがあった。
ダウン症と言えば、染色体の異常によって発症する病気で・・・
身体的特徴やが精神発達の遅れなどが典型的。 短命の傾向もあり、根本的な治療法は無い。
そのダウン症を 妊娠時の血液検査で99%の精度で見付けられる検査法。
このことで人工妊娠中絶の判断が増えるようになる・・・そんな懸念が言われている。
それも当然だ。どんなにキレイごとを言っても、所詮・・・
検査そのものが“命の選別”をするための情報を、事前に与える目的なのだから。
“命の選別”
これは 自然の摂理を超越した神様の領域である。
それに対し、人間が善悪を判断できるわけもない。
有識者でも賛否両論なのは、その為である。
無論、自分もその結論を出せるほどの知恵も知識も備えていない。
命を選別をする事案はこれだけではない。
例えば体外受精や代理母出産も、“生”という命を選別する その一つだろう。
文明も医学も すでに神様の領域を超えている。
その領域の“正義”の結論など、人間に出せるわけもない。
しっかり悩み、自分で決断し、周りからどんな声が聞えようとも・・・
「その結論は正しかった」と、自分の信念を貫き通すしかないのではなかろうか。
世知辛い世の中である。
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『最後の晩餐 平和主義の連続殺人』 (ステーシー・タイトル監督)
賛否が分かれ 結論の出ないアリカの社会問題や社会思想を題材にしたブラックコメディ。
ふとした一件から、“命の選別”へと発展していく映画だ。
ただ・・・この映画での“命の選別”は、神様の領域ではなく弁解の余地も無い 悪しき行いである。
一軒の家を舞台に、様々な来客と議論していくのだが・・・
この人間模様が面白い。
戦争・戦地を知る現実主義者に対し、内国でプロパガンダの情報だけを知る学生たち。
ことの起こりでもある その1人目の来客以降・・・
リベラル主義だったにも係わらず 何故だか独裁に成り上がっていく学生の姿が実に滑稽だ。
さらに、この映画の最期の晩餐のディベートは中々興味深いものがあった。
ただ、個人的には もっと議論のテーマを絞ってもイイのではないかと思う。
盛りだくさんの映画は見ていて疲れる(笑)
満足度・・・★★★☆☆
一番強いのはプロパガンダを発信する有力者ってことか(笑) 度・・・★★★★★