2005年。日本中央競馬。
武豊騎手騎乗のディープインパクト号が 日本史上6頭目の三冠馬となり、多くの競馬ファンは歓喜した。
その一週間後・・・。
天皇賞(秋)という大きなレース。
この時、競馬場は 大レース独特の熱気と、異様な緊張感に包まれていた。
何十年ぶりかによる天覧競馬。
天皇皇后両陛下が東京競馬場へと出向かれていたのだ。
いざレースが行われ、先頭でゴールを切ったのは、松永幹夫騎手騎乗の伏兵・ヘブンリーロマンス号。
多くの牡馬(オス)に交じりながら、一頭の牝馬(メス)が勝利をもぎ取った。
牝馬の扱いが滅法巧かった“牝馬の松永” の所以であり、彼の真骨頂であった。
レース直後の1シーン。
ヘルメットを脱ぎ、スタンドから見守る天皇皇后両陛下に深々とお辞儀する松永幹夫騎手。
これは決して 開催者側から事前に指示されていた儀式ではない。
彼の謹厳実直な人間性が窺える。
さらに、レース直後で 興奮状態でありながらも、まるで人の心を読み取ったように・・・
ジッとお辞儀が終えるのを待つヘブンリーロマンス号。
この馬も立派である。
伏兵の勝利。
多くの勝馬投票券(馬券)が 紙屑へと変わり、多くの馬券購入者は肩を落とすレースだったが・・・
この瞬間、このレースの勝者に最も相応しい人馬であったことを、全ての観客が悟った。
感動的なシーンであった。
こんな感動的なシーンもある競馬だが・・・
残念ながら、現在の日本競馬は下降の一途を辿っている。
不況の煽りで馬主の数が著しく減少し、その影響で ある巨大組織が跳梁跋扈。
日本競馬を牛耳っている。
良血と呼ばれるサラブレッドが、最先端の機器で体調管理。
入念なケアを受けながら調教で鍛えられ、レースでは常にベストパフォーマンス。
かつて ハイセイコーやオグリキャップなど、良血とは無縁の人気馬が登場し、競馬ファンを増やしたが・・・
今では そんな雑草魂が伸びてくる余地は残されていない。
どんな大レースでも、この巨大組織が所有する競走馬が勝つ時代。
こんな出来レースばかりでは、競馬ファンも離れていく。何が面白いものか。
それでも、この巨大組織に対し、拱手傍観しなければならない事情がある。
競馬は日本国にとって巨大な税収となっている。
日本競馬が消滅すれば、多くの馬産地を抱える北海道どころか、日本全体が衰退していく。
悲しいかな、かつての東電と同様、この巨大組織には誰も逆らえない。
日本競馬においては、この巨大組織に逆らうものは消えていくのが常識なのだ。
そんな巨大組織に、逆らったのか・・・この男に包囲網が敷かれた。
競馬界でも絶大な人気と認知度を誇る、天才・武豊。
競馬場に女性客を増やし、馬券の売り上げを伸ばし、これまでの日本競馬を築き、支えてきた騎手である。
ある記者の記事によれば・・・
巨大組織は息のかかった調教師たちに「武豊を乗せるな」という指示を下しているそうなのだ。
おそらく、全ての所有馬に対してではなく、勝ち負けできるような有力馬に限った話であろうと思われる。
競馬ファンによるウワサ話ではなく、記者による記事に綴られているもの。
ましてや 最近の武豊騎手の騎乗馬や成績を見ても 一目瞭然で、この記事の信ぴょう性は高い。
今後、さらに競馬の売り上げは減少し、衰退していくことは間違いないだろう。
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『ワイルド・スタリオン』 (マーク・マローン監督)
キーファー・サザーランド主演のサスペンス・アクション。
スランプに陥っている競走馬の購入を巡って、連続して起こるトラブルの話なのだが・・・
心身共に疲れきっていたキーファーが、色んなトラブルを回避しながら、立ち直っていく構図が強い。
ちなみに、サスペンスアクションとしての売り込みであるが、アクション映画とは程遠い(笑)
ジャック・バウアー並みの大追跡から映画が始まり、「おっ!」と思わせたのだが・・・。
さらに、おおよそ普通の人間らしくない行動をとる人ばかりで・・・なんとも映画に入り込めない。
つまらないワケではないが、なんとなくモヤモヤ感が残る映画である(笑)
満足度・・・★★★☆☆
盗みという姑息な手段を使うマフィアに失笑 度・・・★★★★★
