あるTVタレント。
以前、主演した映画について、TVでこんなことを言っていた。
「役作りの為に 〇kg痩せました」
何キロだったかは忘れたが・・・この程度で役作りと言えるのか・・・いささか疑問である。
それに、テレビCMで観た映画の1シーン(数秒)で・・・演技のダメっぷりが確認できる。
何の役作りをしたのだろうか(笑)
会話をするとき、男性と女性では 脳の使い方が違うのは有名な話である。
女性の場合、会話をするとき 感性を司る右脳と、言語・論理を司る左脳の両方を使う。
それ故、芝居をさせても そつなくこなせるのは女性(女優)である。
逆に、男性の場合・・・言語・論理の左脳しか使えない。
それ故、芝居をしても セリフ(言語)だけに走ってしまい・・・感性の部分で芝居は劣る。
そこで名優と呼ばれた男たちは、過剰な役作りに励むのだ。
ロバート・デニーロは『タクシー・ドライバー』の撮影前、実際にタクシー運転手として3週間働いた。
松田優作は・・・狂気な人間を演じる為、奥歯を4本抜くという荒技に出た。
自分の中身を 演じる役そのものに入れ替える役作り。
表には出ない・・・相当な苦労。
さて、今回の映画。
- ダークナイト 特別版 [DVD]/クリスチャン・ベイル,マイケル・ケイン,ヒース・レジャー
- ¥3,980
- Amazon.co.jp
『ダークナイト』 (クリストファー・ノーラン監督)。
実写版 バッドマンの続編である。
少し前、巷を賑わせていた『インセッション』の監督である。
さて、このDVDのパッケージにも出ている ジョーカー(悪役)=ヒース・レジャー。
この撮影が終えた後、完成を待たず・・・亡くなってしまった。
製作が決定し、ヒース・レジャーがこのジョーカー役に決まった時のこと。
過去にジョーカー役を演じたジャック・ニコルソンは、彼にこう言ったそうだ。
「きついからやめておけ」
撮影が進むと、ヒースは不眠症に陥り、薬を服用 故人となった。
彼が亡くなった時、ジャック・ニコルソンはこう言った。
「だから言ったのに・・・」
この映画のヒース・レジャーの芝居は凄い。
きっとカッコイイ悪役を演じるのは誰にでもできる。
しかし、観ている人を恐怖へと陥れる悪役・・・これを演じれる俳優は ごくごく限られる。
この映画のヒース・レジャーはまさに「それ」である。
そこまで徹底する芝居が良いかどうか、それは賛否両論あるだろう。
それにしても、素晴らしい俳優だけに・・・とても残念である。
これでも 前述の彼は「役作りの為に〇kg痩せました」と豪語できるのだろうか・・・。
満足度・・・★★★★★
ヒース・レジャー最高だぜ度・・・★★★★★