社会保険労務士の仕事は、企業の労務関係のサポートだけでなく、障害年金や遺族年金といった個人の方の社会保障にまつわる手続きも重要な業務としてあります。
障害年金は、昨今では、精神疾患によって社会生活を送ることが困難になった方にとっての社会保障として、重要なセーフティネットともいえますし、遺族年金に関しても、現役で働いていた方の残された家族の経済を支える重要な手続きであり、社会保険労務士は企業の人事労務だけにとどまらない、このような社会福祉的な役割を担う業務により社会貢献できるやりがいのある仕事とも言えます。
私が、社会保険労務士を志した理由の一つに、将来的に成年後見人の業務も社会保険労務士が取り扱うとの情報があったので、成年後見人の業務がやりたいというのがあったのもありますので、社会福祉的な仕事への憧れがあったのは事実です。
社会保険労務士というと、身近な労働者を守るための法律である労働基準法や労災保険法などの法律が試験科目であるので、比較的、社会人経験があれば、とっつきやすいというのもありますが、このように社会的弱者に寄り添う仕事も専門的知識を駆使してできるので、生活の重要な権利を勝ち取ったり、企業や労働者のかけがえのない財産や権利を守る仕事でもあるので、これからも生涯を賭して情熱を燃やせるライフワークとして、日々精進していくと誓う今日この頃です。
