新年度に入り、ようやく季節も活動的な春の陽気に気分が高揚してくるはずのいつものこの時期ですが、今年は新型コロナウィルスという未知の感染症の拡大恐怖により、大人数での人の接触の制限やイベントの自粛制限、休校等による学校教育の制限、社会的活動自体が停滞しており、世の中の先行き不透明な薄暗い雰囲気の中で日々不安を募らせている方が多いことでしょう。

 この未曽有の危機は日本だけにとどまらない欧州、米国、アジア、アフリカ大陸までも被害が広範囲に及んでおり、世界的な流行いわゆるパンデミックと言われていますが、ウィルスという目に見えない敵との闘いに世界各国がいろんな感染拡大防止の施策を急ピッチで断行しくいく必要があります。

 この未曽有の危機への対策としては、重症患者の集中的な治療、軽症患者の隔離によって感染者の拡大を抑えていくことと、停滞してしまっている社会経済活動の救済を両立させていくことが重要ですが、まだ解明されていない部分の多い新型の感染症ですから、感染経路の芽を潰すことの難しさと、感染のリスクを回避する日常生活の行動抑制の難しさも孕んでおり、医療崩壊につながらないような医療機関での受け入れ態勢のコントロール(病院の病床数の確保等)と医療従事者確保のための院内感染防止等の問題が山積みです。

 ここで患者さんの診療にあたる医療従事者はもちろんのこと、社会経済対策を推し進める政府の首脳や各自治体の首長といった政治や行政のリーダーだけではなく、国民一人一人がこの疫病との闘いに立ち向かうためにいろんな英知を結集する必要があるのです。

 自分の家族や仕事上の顧客様等の大切な方を守るのはもちろんのこと、全世界の人の命を守ることが自分の大切な人を守ることにつながるのだから、人類はみな兄弟であり家族であり同士なんだいというメンタリティーを全世界の人が持って、日々の行動を律していくことが何よりこの未曽有の危機に立ち向かうために必要なのです。