世の中何でもかんでも合理的にできているわけではありません。人間には感情というものが判断の大きな部分を占めるので、同じ仕事を頼むのも相見積もりを取った両者のサービスや技術レベルや価格に差がなければ、最後の決め手は相性や感じの良さや自分の好き嫌いの感情になるわけです。

 いや、サービスや技術レベルや価格に差があったとしても、選ぶ人が必ずしもサービスや技術レベルや価格で選ばずに、プレイヤーの個人的魅力や好感度のみで選ぶ場合もあるわけです。

 もちろん、仕事の力量が素晴らしいことに惚れ込んで、好感度が上がった結果として選ばれている場合も往々にしてあるので、仕事ができることに越したことはありません。

 ただ、そのこととの両立として人間性に好感が持てるかどうかと、嫌悪感はなくとも相性が合わないことで選ばれないこともありますから、誰とでも話を合わせたり共感することに長けているコミュニケーション能力が必要です。

 スポーツ選手に例えると、ユーティリティプレイヤーということですが、どこにいっても必要とされるプレイヤーは価値が高く、チームメイトからリスペクトされ気分的にもハイでいられるので、より良い結果を生む好循環となるのです。

 社会人としては、どこの企業に行っても通用し、起業すれば成功すような人というのは、仕事のスキルが素晴らしいだけでなく、誰とでも相性よく付き合える人なのです。

 これは相性の良さは持って生まれた自然的なものと思ってると、すぐに限界がきますので、人と相性よく付き合う処世術という書物で調べてもインターネットで調べてもどこにも載っていない人生経験のみによって培った自分なりの術が不可欠なのです。