人はイライラしてしまうと平常心を保てなくなり、集中力を発揮できないので、思わぬミスをして実力を出し切れなかったり、対人的にも不快感を与えてしまい、得することはありません。人は怒りの感情をいかに抑えることができるかが、人間の器を測るバロメーターとなります。
これは、元々の性格にも起因しているのですが、人間の怒る感情にも原因があるわけで、短気な人は今一度、怒ってしまった時に原因を探り、また同じ原因や同じ次元の原因で怒らないように考え方や気持ちの持ち方に工夫を凝らさないといけないわけです。
例えば、彼女に振られてしまったとして、彼女から別れる原因について、「マメに連絡をくれないから。」と言われたとすると、マメに連絡できなかった言い訳を捻りだして相手を説得するのではなくて、マメに連絡してくれる人が相手は好きなのだから、自分は相手の人を好きになる要素の一つが欠けていただけで、人間的魅力までもが否定されたわけでもないし、マメに連絡できなかった理由を理解してもらえる人を探すなり、自分にマメさが足りないことが弱点だとわかったんなら、次の恋愛にそれを生かせばいいわけで、常に前向きにポジティブに考える精神を身に着けることです。
これを会社の経営に置き換えてみると、新卒社員の成長が伸び悩んでいたりすると、すぐ「採用のミスマッチだった。」とか、「他の人を採用しておけば良かった」などと結果論や消極的思考に陥るのでななくて、伸び悩んでいるということは、何かが足りないのだから、足りない部分を見つけ出し、弱点を補い、人の成長を簡単に諦めず、粘り強く、教育や指導に打ち込んでいけば、打開策を見いだせるかもしれないし、そのような紆余曲折を経て成長した人材は、会社への忠誠心や感謝の気持ちも高いので、後々は貴重な人材となり得ます。
また、その試行錯誤のプロセスによって、独自の人材育成ノウハウが培われ、大きな会社の財産として蓄積されるのです。
すなわち、かけがえのない財産を築くには、失敗の連続による粘り強い真理への探究心が必要なのです。
