何でも機械化や人工知能(AI)の発達が進み便利な時代になったとはいえ、人の手を借りなければできない仕事はまだまだたくさんあります。
一つには、経営判断は経営相談に答えてくれるロボットのようなものが開発されたとしても、必ずしも正しい判断を下されるかどうかは、人間にしかわからない感性があるので難しいのではないでしょうか。
例えば、どうやったら優秀な社員を確保できるか、あるいは新卒の社員の潜在能力を最大限引き出すための教育方法等、人という感情のある生き物を扱う労務の分野においては、雇用する労働者個々人の性格や癖を分析したり、最近の若い人の傾向や考え方や文化を理解できていなければ、個々人毎の適性な労務管理や指導は困難と思われます。
なぜならば、個々人の出身地や血液型やIQや家族構成、学生時代の部活動経歴や好きな食べ物や音楽や趣味嗜好といったデータを入力してロボットに診断してもらったとしても、心の中身の診断までは不可能だからです。
この人間の感性というものは、データ分析のみで100%解析できるものではないので、我々、社会保険労務士が扱う労務の分野で、関与先企業様の人材教育の指導において、今まで培った労働者がどんな時にどんな感情を持ちやすいかの経験則こそが、ロボットや人工知能に代替できない人間特有のスキルになるのではないでしょうか。
