企業経営において、設備投資などのハード面の強化が裏切られることは少ないと思いますが、人材や教育といったソフト面の強化は裏切られることがあります。
順調に育っていくと思われた矢先に、突然の退職の意思表示などが考えられます。何か会社に不満があっても、口に出さないタイプの人ほど内に秘めた思いが強いですから、決心が固く、説得しても改心するこが困難であったりするのです。
それでは、日頃の部下や従業員の心のSOSをどこで嗅ぎ分けられることができるでしょうか。仕事中は愚痴を聞いたりしている暇がないし、そんなことをしていたら生産性もあがらず、会社の雰囲気も悪くなるので、ご法度です。
かといって、仕事終わりのオフの時に参加する飲み会や懇親会等では、腹を割った話もできず、逆に余計にストレスが溜まったりするので、最近の若い人は敬遠するということも聞きます。
この問題の解決は、時代とともに労働者が退職する原因も変わっていきますので、常に労働者の動向を調査する必要があるわけです。
ですから、長い時間をかけてかつリアルタイムな時の労働者や一般国民の市民感覚を掴むため、退職していく人が退職の意思表示をしたとたん冷たい態度を取ることなく、腹を割って退職にいたった不満因子を出来る限り聞き出す努力をすることです。
そういった従業員がなぜ辞めていくのかを分析していって、その分析の結果を将来の会社の労務管理や人材教育や職場環境構築に徹底的にフィードバックしていく真摯な姿勢こそが、忠誠を尽くしてくれる潜在能力ある新たな人材を獲得し、育成することになるのです。
