先行きが不透明な時代ですから、最近の若い方は安定志向だと聞きます。起業するような方も少ないとのことですが、若い人がチャレンジできるような世の中にしていかなければ、開かれた未来を創造できないと思うわけです。

 起業支援に関する行政サービスなどもありますが、そういったサービスの活用をする以前の問題として、若い人の意識が起業という選択肢をリスクの高い行為として、回避しているのではないでしょうか。

 インターネットの発達によって、起業する際のメリットやデメリットなどもいろいろ検索すると情報が出てくるわけで、そういった情報が溢れている昨今では、有利な情報よりも不利な情報を鵜呑みにする傾向があると思います。

 情報化社会では、情報が錯綜していますから、世の中の人々が疑心暗鬼になっているわけです。

 最近の雇用市場は、慢性的な人手不足と言われていますから、一度就職に失敗したからと言って、新卒採用より中途採用が絶対的に不利とは言えなくなってくるのではないかと思いますし、起業が失敗したとしても、転職市場に戻りにくくなるとも言えなくなる時代が来るかもしれません。

 更に、一度は自由で柔軟な発想ができる若いうちに、起業という可能性に懸けられる世の中にするためには、失敗しても敗者復活できる世の中にしなければいけません。

 そうすれば、若い人も安定志向にならず、いろんなことにチャレンジするような新進気鋭の精神を持ち、新しい文化や新しい産業を創造して、より豊かな社会を構築するようになるでしょう。