恋愛関係においてもそうですが、男女の駆け引きというのがあると思います。自分の思いをどののうな形でどのようなタイミングで伝えるのが一番効果的なのか、あるいはデートプランにおいても、どのようなシチュエーションでどのようなサプライズがあると相手は喜ぶのかなどいろいろ成就に向けて知恵を絞る人が多い事でしょう。

 しかし、何も考えずに自然体で接触を重ねていっても、上手くいくときはいきますし、勝利の方程式があるようでないのが恋愛でもあります。

 これを経営に置き換えてみるとどうでしょうか、ビジネスにおいても駆け引きはあると思います。例えば、経営コンサルタントというような目に見えないものを、サービスとして提供している仕事ですと、自分の価値がわかりにくいというのがあるので、過去の実績を紹介したり、経営のどのソリューションに強いかを証明するために、自分がどのようなアプローチから分析して、その分析の結果を基にどのような提案を行って、どのように企業業績を伸ばしたか等を説明するのかなと思います。もちろん守秘義務の範囲でですが。

 ここでの演出がものを言うわけですが、それは決して実力以上のものをいかに見せれるかではありません。実力通りのものをいかに相手に信用してもらうかなのです。

 ですから、自分を高く見せようと見栄を張って、自分の本業以外の武勇伝や自慢話をしてしまうと、信用を得れないことになります。ましてや、初めてお会いするクライアント様なら、なおさら不信感が増してしまうでしょう。

 そこで、いかに等身大の自分を見てもらえるかが大事なのであり、演出といっても下手に作り込まない自然体の演出のほうが初対面や取引開始前のお客様には信用を得れるでしょう。

 具体的には、過去の成功事例ばかりを言うのではなく、時には失敗事例を織り交ぜながら、その失敗から学んで自分なりの理論を構築したというような一連のストーリーを思い出話のように、人間臭く語れる人が信用を得るのではないでしょうか。