今日から、2月に入りましたが、新しい年が始まり、まだ運気としては去年を引きずっているところがあった1月とは違って、2月というのは今年の運気が少しずつ見えてくる月でもあります。

 業界によっては、毎年、2月・8月というのは閑散期に入る時期の所も多いかと思いますし、決算は会社によって様々でしょうけど、決算をまじかに控えている会社は来期の事業計画作成に取りかかったり、決算を終えてすぐの会社はもうすでに計画済の事業計画の進捗を分析したり、計画達成に向けた新たな決意をするのにちょうどいい時期かと思います。

 これから4月に新卒社員が入ってくる会社ですと、新戦力がどのように成長していくか、教育訓練計画を立てている所も多いかと思いますので、教育訓練計画の実行に向けた人員の確保や予算の確保も並行的にやっていかなければならない時期です。

 そして、年度末で退職する方の情報がちらほら明るみになってくる時でもあるので、補充の為の中途採用も募集から採用までのタイムスケジュールと求人の募集広告や媒体の活用の戦略も練らなければいけません。

 いざ繁忙期に入ってしまえばできない、いざという時の備えや、閑散期にしかできない長期的視野に立った経営戦略を見つめ直すという一見地味に見える作業が、実は将来の会社の命運を分かつことになります。

 企業でいうところの閑散期は、繁忙期というプロ野球でいうところのペナントレースを勝ち抜くための基礎体力を作りをするキャンプのような時期で、実はこの時期に何をするかで、1会計年度の業績が決まってしまうと言っても過言ではありません。