今の時代は次から次と便利なサービスが登場しますので、その波にのまれて既存のサービスの需要がなくなるなんてこともあり得ます。そうすると、予期せぬ経営危機なんてことにもなるのですけど、急に訪れるというよりも徐々にその波が押し寄せてくることが多いと思いますので、その兆候を素早く嗅ぎ取って、最悪は業態変更ということも考えざるを得ない時があります。

 といっても、業態変更しようにも次世代のニーズというものが何なのか、そしてニーズが高まってきている時代の潮流に乗るにも、そのノウハウがなければそんなに都合良くはいかないのが経営です。

 そこで、もし自分のメインの事業が時代のニーズに合わなくなってきた時のための、次にチャレンジする事業いうのをシュミレーションしておく必要があるわけです。

 それには、企業の事情によって資金的な余裕や可処分時間の違いがあるので、できる範囲とそうでない範囲はありますが、やるのならいつ頃で、どれぐらいの資金と人材が必要かとか、そのマーケティング調査のための費用なども分析しておいて、その計画が実現可能かどうかというシュミレーションをしておき、今すぐは実現不可能でもどれぐらいの時期には実現可能な経営状態になっているかなどの緻密な経営戦略まで立案しておくと、不測の事態に対応できて、上手く時代の変遷の波にのまれなくて済み、経営の危機を脱することができます。

 経営というのは、旅行のように行き当たりばったりの冒険を楽しむものではなく、乗りかかった船が沈没しないように、悪天候でも航路を踏み外さない、適応力が命となります。