Perlなどで文字列を置換するときは成規表現などを用いますが、ActionScriptには標準で文字列を置換するメソッドを持っていないため、配列を操作するメソッド split と join を用います。

動きとしては元の文字列を変換前の文字列で split し、その配列を変換後の文字列で join します。

text = "がんばれ!!ゲイツ君";

text = replace("ゲイツ", "ジョブズ", text);
trace(text);

function replace(bofore, after, str) {
 var str_array = str.split(bofore);
 var result = str_array.join(after);
 return result;
}

結果的に変数 text は「がんばれ!!ジョブズ君」というテキストになります。ちなみにこのスクリプトでは変換前のテキストに含まれている「ゲイツ」という文字列全てが「ジョブズ」に変換されます。最初の一つだけ変換するというような動作をさせたい場合は join を用いず for in ステートメントなどを使うことになります。

注意点としては変換前の文字列のサイズが大きいと処理に時間がかかるので、CGIなどを利用して文字列のやりとりをする場合はあらかじめCGI側で変換を済ませておくほうが良いと思います。
複数の配列を一つに結合したり、一つの配列を複数に分割する場合は concat メソッドと slice メソッドを利用します。

concat メソッドは複数の配列を一つにまとめます。

kanto = ["東京", "千葉", "埼玉", "神奈川"];
tokai = ["静岡", "愛知"]

kanto_tokai = kanto.concat(tokai);

この場合、配列 kanto_tokai は"東京","千葉","埼玉","神奈川","静岡","愛知"となります。

複数の配列を結合する場合は concat メソッドの引数を , で区切って結合したい配列を指定します。


slice メソッドは配列から特定の位置の範囲を切り取って新しい配列を作ります。

記述方法は、

取り出す元の配列.slice(インデックス番号, 取り出したい要素数)

と記述します。従って、

kanto_tokai = ["東京", "千葉", "埼玉", "神奈川", "静岡", "愛知"];

kanto = kanto_tokai.slice(0, 3);

というスクリプトを実行すると、配列 kanto は"東京","千葉","埼玉","神奈川"となります。
配列を並べ替えるには sort メソッドと reverse メソッドを用います。

sort は配列を昇順で並べなおします。

name_array = ["波多野", "浜岡", "岸本", "江上", "古池"];
name_array.sort();

上記のスクリプトを実行すると、name_array は"古池","岸本","江上","波多野","浜岡"の順番に並びなおされます。配列のデータが文字列の場合は文字コードの順番で並びなおされます。

reverse は現在の配列のデータを反転させます。

name_array = ["波多野", "浜岡", "岸本", "江上", "古池"];
name_array.reverse();

このスクリプトを実行すると name_array は"古池","江上","岸本","浜岡","波多野"の順番になります。

配列を降順に並べ替えたい場合は sort を実行した後に reverse を実行します。

また、sort の引数に独自の並べ替え処理を定義した関数を指定することができます。関数には配列の先頭から順番に2つの引数が渡され、比較対象となる値が次の値より大きければ -1、小さければ 1、同じであれば 0 を返すように記述します。

name_array = ["波多野", "浜岡", "岸本", "江上", "古池"];

trace(name_array);

name_array.sort(koujun);

trace(name_array);

function koujun(a, b) {
 if (a > b) {
  trace(a + " > " + b);
  return -1;
 } else if (a < b) {
  trace(a + " < " + b);
  return 1;
 } else {
  trace(a + " = " + b);
  return 0;
 }
}

上記スクリプトを実行すればどのような動作をしているのかが分かりやすいと思います。ただ、単純に降順に並べ替えたいだけであれば先に述べたように sort を実行した後に reverse をする方が簡単です。
配列のデータを削除するには pop メソッド、shift メソッド、splice メソッドを用います。

pop メソッドは配列の最後のデータを削除します。

// 配列 name_array の一番最後のデータを削除
name_array.pop();


shift メソッドは配列の先頭のデータを削除して配列の要素をずらします。

// 配列 name_array の一番最初のデータを削除
name_array.shift();


splice メソッドは「配列を操作する(データの追加)」でも述べたように本来は指定した要素を置き換えるためのメソッドですが、引数の与え方によって任意の位置のデータを削除することができます。
"波多野", "浜岡", "岸本", "江上", "古池" という配列 name_array があったとき、"江上"のデータを削除したい場合は

name_array.splice(3,1);

というように置き換え後のデータを指定しません。

splice メソッドの第1引数は削除したいデータのインデックス番号、第2引数は削除したいデータ数ですので、第2引数を2以上にすると複数のデータを削除することができます。
配列を操作する(データの追加)

配列に新しくデータを追加するには push メソッドと unshift メソッド、そして splice メソッドを用います。

push メソッドは配列の最後に新しいデータを追加します。

// 配列 name_array の一番最後に「波多野」を追加
name_array.push("波多野");

また、複数の値を追加する場合は

name_array.push("波多野", "浜岡", "岸本");

というように記述します。

unshift メソッドは配列の先頭に新しいデータを追加して配列の要素をずらします。

// 配列 name_array の一番最初に「波多野」を追加
name_array.unshift("波多野");

push と同じく、複数の値を追加する場合は

name_array.unshift("波多野", "浜岡", "岸本");

と記述します。

splice メソッドは本来は指定した要素を置き換えるためのメソッドですが、引数の与え方によって任意の位置にデータを追加することができます。
"波多野", "浜岡", "岸本", "江上", "古池" という配列 name_array があったとき、"波多野"と"浜岡"の間に"和久井"というデータを追加するには

name_array.splice(1, 0, "和久井");

と記述します。

複数のデータを追加したい場合は

name_array.splice(1, 0, "和久井", "萩原");

というように , で区切って続けて記述していきます。