子供の頃見たヒーロー物でも、当時はあまりハマらなかったが、
大人になってから懐かしくなり何となく見返してみると、
何て面白いんだと、思い直す事がある。
私が最近そう思った作品が2つ。
1つは、鳥人戦隊ジェットマンだ。
私が1歳の頃放送されていたもので、私はツタヤのレンタルビデオ(当時はビデオテープ)で視聴していたが、何故か、ダイレンジャーやカクレンジャーの様にはハマらなかった。
今思えば、ジェットマンは大人向けと言えば大人向けだったのかも知れない。
子供の頃の私は、ヒーロー物のドラマパート等どうでもよく、戦闘シーンしか興味が無かったのを思い出した。
当時あまり好きになれなかった理由として、ブラックコンドル・結城凱がある。
戦士になる事を拒み続け、戦線離脱する事も多く、さらにはレッドホークと恋敵になり殴り合う事も多いキャラクターであったが、当時の私には、
これがイヤな奴に見えたのか、ドラマを重苦しいムードにしている印象があった。
実は当時、数ある戦隊の中でも類を見ないキャラクターとして絶大な人気を誇っていたことを、私は知らなかった。
大人になってから見返してみると、何てニヒルかつユニークなヒーローなんだと、この男無しではジェットマンは成り立たない事に気づいたと同時に、トレンディドラマ仕立てのジェットマンの魅力に、すっかり取り憑かれた。
2つ目は、仮面ライダーファイズ。
これは私が中学1年生の頃だが、ファイズ以前に、平成ライダーそのものが、子供向けではない印象がある。
平成ライダーが始まる前に、今もそうだが昭和ライダーの大ファンであった私には、やはり改造人間が敵組織と戦うイメージが強く、シリアスドラマが続いている事に違和感を覚えていた。
ファイズの前作、龍騎で、私はほぼ平成ライダーを視聴する気が薄れてしまっていた為、
どうせまたシリアスドラマであろうと、
時々、日曜の朝に早起き出来たら軽く見るという程度だった。
実際に見てみると、主人公以外に複数の人物も主役ライダーに変身、さらには敵怪人までもがファイズに変身してしまうという展開を受け入れる事が出来なかった。
序盤から中盤はほとんど見ていなかったが、今更ながら動画で見てみると、怪人側のストーリーが深く、主人公の味方である怪人が、物語の展開上ですれ違いにより、時には味方、時には敵という、異常に複雑な設定だった。
平成ライダーの中でも特に複雑かつシリアスドラマであるが、大人になった今では、
私は昭和とは違った魅力と、複雑なストーリーを受け入れる事も出来るようになった。
かと言って20代になった今から平成ライダーにハマるわけではないが、ファイズは、人間味あふれる怪人のドラマをも描いた、非常に感動的なものである事に気付いた。
とにかくこの2つは、今では不思議なくらい、何でもっと早く好きにならなかったんだと、言いたいくらいだ。