差別 イギリスのパブはその昔、階級によってスペースが区切られていたそうで、その名残で今も入り口が2つ以上あるところもあるという。W杯にてイングランド対ポルトガル戦を見ていた時のこと。その試合前に両キャプテンが差別をなくす云々と宣言していたが、最初ベッカムのマイクは不手際でスイッチが入っておらず、観客に声は届かなかった。

電車に飛び乗ったらそこは女性専用車両で、白い目で見られることが多々ある。そして隣の車両へ退散すると、そこは混んでいる。専用車両が走っている時は、それに該当する人物は全員そこに行けばいいのにと、いつも思う。さらには、総差別化すればいいのにと、いつも思う。オーバー60のシルバー車両やら、やかましい学生車両やら。利用人口は多いはずだが成人男性は何かとサービスを受けにくい。そこで僕は考えた。くさい人専用の車両を作ればいいのではと。望んでいなくても他人に迷惑をかける人種は、マイナスイメージの冠をつけて、そこを使わせる。乗車にも勇気がいるが、それだけに空いていると思われる。僕は遠慮なく乗り込もうではないか。

千葉ロッテマリーンズの今江 に雨上がり決死隊の宮迫と、ここ1ヶ月で似ていると言われた著名人が二人いる。今までのマジョリティは香川照之で、他には竹中直人とか、男前どころだと上川隆也とか、眉をひそめたのはふじいあきらとか。

自分(マイセルフ)が言われる分には構わないが、他人が自分(ヒムセルフ・ハーセルフ)を誰に似ていると言われても高確率で困る。ことさら端正な顔でメディアに露出している人の名前が出ると。つまりは自分から挙げてはいけないということだろう。ということで最初のセンテンスはナンセンス。

これが加齢臭なのか、汗が若い頃と比べて臭気を増しているように思えてならない。つんと鼻につく。買ったデオドラントはべたつきが激しかった。ただでさえ汗がまとわりつくのに。

DJ Quietstormを一度だけ見たことがある。5年ほど前だろうか。前座で人はまばらだったこともあり、スピン後に僕は握手を求めた。外人だからと喋りかけなかったが、どうやら日本語は流暢らしい。風貌も音楽もサイケデリックだった。

彼のCDを手に入れたことにより、体を上下に揺らして、しばらくはいつも以上に汗をかくのだろう僕は。しかしヒッピーはそんなことを気にかけるわけもなく。

Quietstorm DJ QUIETSTORM
jigajisan

サンシャイン水族館 東京タワーに行きたいということで、その展望台から街並を見下ろすと雨が降り出していた。視界が悪く、遠くは雲で覆われている。「あそこはどこだ」「あれは何だ」と東京を説明するつもりが、というかあまり知らないので「森だ」「ビルだ」と大まかな案内しかできない。僕は眠くてまぶたが重い。YoYoは大体のところ口が開いてあほっぽい。

水族館に行きたいということで、サンシャインに着くころには雨は小降りになっていた。色とりどりのヤドクカエルを飼いたくなる。ペットを飼ったことはないが。イワシの群れを見ては腹が減り、餌を漁るラッコを見ては腹が減った。暮れるにつれてYoYoの口はだんだんと閉じ、しかしそうすると表情はどこか寂しげで、あほっぽいほうが良い。

ダメジン 誰一人として例外なくダメ人間だった。全うではない。しかし優しい。働くことの意義はいまいち分かっておらず、もし金に困っていないのであれば好き行為としかしないこと請け合いの僕にとって、本作のキャラクターは同調はなはだしかった。夏休みに終わりがないって「それ何てユートピア」と、それなりに年を食っても思っている。

リョウスケ、ヒラジ、カホルの3人は働きもしないでつるんでいる。人生のエアポケットを探しつつ、インドに理想郷を求めてその軍資金を集めるべく奔走した。しかし彼らはダメなので上手くいかない。サンダル工場に勤めるカズエやトルエンに手を出すチエミ、ヤクザでチエミの恋人のササキなど、彼らを取り巻く人々もまたダメで、グダグダな毎日が続く。

髪が顔に張りつく夏、陽炎が気だるさを助長し、散りばめられた小ネタがまた脱力させる。あおりで撮られた彼らの姿も知性と程遠い。新旧ビシバシステムに温水洋一、片桐はいりといったキャストは「竹中直人の恋のバカンス」を思い出させた。そういえばあれもダメゆえの不条理が当時つぼに入った。

公開初日、レイトショーだが2回上映で、2回目を見る予定が舞台挨拶があるということで満員、上映に間に合わない形で1回目を見た。エンドロールが流れて席を立とうとすると、この回も急きょ舞台挨拶をやるという。三木聡監督と主要キャストの面々が壇上に立った。「亀は意外と速く泳ぐ」「イン・ザ・プール」そして本作と、監督の作品は製作順と逆行して公開されていると知る。

モアカフェ 下北沢で昼食をとった。「だらっくま日記 」pancopaさんに教えていただいたmois cafeにて。カフェ好きのYoYo も気に入ったようだ。一軒家を改造して庭には木々が生い茂り、純和風の雰囲気に居心地の良さを感じる。料理もおいしかった。1階のテーブルに案内されたが2階も気になり、会計後に覗いた。1階は柱を残し最小限の改装で趣があり、2階は全て取っ払って開放感がある。

その後は界隈を散策して買い物など。下北はいつも迷子になる。派手な色や奇抜な柄を着る傾向があり、最近それに拍車がかかっている。YoYoは逆に落ち着きつつあるとのことだが、それでもまだ年相応ではない。歩き方と喋り方、顔つきがチンピラ風情の男。猫背であごが上を向く女。イロモノ感が漂う。クレイジーパターンのポロシャツを買った。

ゲルマン魂恐るべし。侍といわれることも恥ずかしくなる現在の日本、失われつつある大和魂とは違い、誉れ高い精神は脈々と受け継がれる。劣勢を諸共せずに追いつき、PK戦では彼らが外すイメージを沸かせなかった。大会が始まる前、ドイツサッカーは苦境に立たされていたが、この本番の強さは。

民族的な身長差がありながら、アルゼンチンは全身これバネのようなはち切れんばかりの足から強烈なシュートを繰り出す。サビオラもテベスもメッシもまだまだ若い。今から4年後の優勝候補に挙げよう。

So what ? 」哀生龍さんから、たとえ仮定の話だとしても、指名されたらそれはやらないわけにはいかない。

【1】あなたの性別が今現在と逆だったら?
酷い有り様だと思う。

【2】あなたの余命があと1日だったら?
手紙をしたためる。まずいものを捨てる。

【3】隣りの奥さんが、実は世界征服を企んでいたら?
彼女に携帯を向けて写メールを皆に送ろう。デジカメも向けて、当然のごとくブログのネタにする。何ならテーマに加えて連載する。

【4】恋人と入れ替わってしまったら?
何かと困る。

【5】朝、起きたら隣りに見知らぬ人が寝ていたら?
男性なら寝ている隙にマウントをとって殴打の嵐。女性なら寝ている隙にまさぐる、というのは10日前までの僕であって、今はそんなことをしないのであって。

【6】友達の背中にチャックが付いていたら?
指差して一しきり笑うだろう。そして開ける。話はそれからだ。

【7】殺人の濡れ衣を着せられたら?
普通に弁護士のところへ。

【8】会計の時に1円足りないと気付いたら?
なぜ足りない事態に陥ったのか、面白エピソードを脚色し、和ませる努力をしてから、謝る。話の分からない相手なら開き直る。

【9】あなたが電車で座って、杖をついたおばあさんが乗ってきたら?
「僕が気まずいのでどうか座ってください」と頼む。

【10】コレを5人に送るとしたら?
送らないとしたら。

追記をしてはみたけれど
ドラえもんの道具の中で、僕が最も欲しかったのは「もしもボックス」でした。これがあれば全て可能になるだろうと。妄想が好きです。夢は強く願うと叶うなんて微塵も思っていないので、完璧な人間である自分と、ご都合主義のシチュエーションを、夜な夜な楽しんでいます。

風の又三郎 日本で最も有名かつ規模が大きい廃墟は長崎の軍艦島だと思われ、それは島全体のものとして規格外だとすると、建造物単位なら兵庫の摩耶観光ホテルがブランドだろうか。日本の映画は廃墟シーンが多く、それに気づいたのは黒沢清の作品によってであり、本作はテレビで放送された、劇場用の作品ではないが、摩耶観光ホテルを舞台にして作られ、言わば僕の興味の対象として大きなシェアを占める2つの融合、その映像に惹かれた。

小泉今日子が宮沢賢治の名作「風の又三郎」を廃墟で朗読する。まずはロープウェイでの移動中。そこから降りて、次はホテルの内外で、さらには近隣の廃遊園地で、彼女は淡々と読んだ。画面の動きが少ない中で、いかに視聴者を引きつけるか。廃墟というだけでも充分まがまがしいのだが、小泉今日子の後ろで窓ガラスが割れて寂びついている観覧車が回りだすと、得体の知れない怖さが伝わってくる。

NHKの「朗読紀行・にっぽんの名作」の一つ。第一線の監督が、ネームバリューのある俳優に名作を読ませるという、企画の時点で勝ちが見える番組だ。

W杯に対する世界各国の熱狂ぶりは凄まじい。面白いのは国民性がサッカーに表れている内面的な部分と、歴史的背景や過去の対戦による遺恨などの対外的な部分の、両方があるところ。

ドイツという国柄とそのサッカーが反映されたか、大きな波乱もなくベスト8に残った国は順当な勝ち上がり。ヨーロッパとラテン・アメリカが交互に優勝していることと、さらに外国人監督が率いたチームは優勝経験がないということを最近知り、それを踏まえた上で今さら1~3位予想を。

 優勝:ドイツ
 準優勝:ポルトガル
 3位:ブラジル

何だかんだで結局ドイツが地の利を活かすことになりそう。アルゼンチン戦が楽しみだ。見れないが。