うねりナイト第3夜。2年ぶりのDJだった。不安のほうが大きかったのでジャンベ隊を従えてライブも合間に入れる。目立った失敗はなく、時間配分もきっちりできた。そして安堵の酒で酔いがまわる。
網元でシラスを食す。車で行く予定が電車になったが、その分歩くことによって町が感じられた。買い物もする。海は見なかった。

大学社会人ドラフト会議で中日は長谷部を外して山内の交渉権を得た。左腕が不足しているので欲しい逸材だったが、セットアッパータイプよりもスターターが望ましかったので、落合監督の目にとまる投手がいないのであれば仕方ない。中日愛が強い山内にかける期待は大きい。

荒木、井端のバックアップ候補“守れる内野手”枠は競争が激しい。谷は強豪ひしめく中で勝ちあがれるか。顔はいかにも中日的だった。

一期JAMで高円寺の「てげてげ」へ。ジーマミ豆腐に舌鼓を打つ。ボトルもキープして次へつなげる。常連らしき人がジャンベをやっているといい、いつかセッションをしようということになった。盛り上がりすぎて終電に間に合ったような間に合っていないような。

PCの前や湯船など、居眠りをすることが増えた。やらなければならないことは山積みであるにもかかわらず、それを放っておいて些細な悩みについて考え、まとまらず、眠くなる。実際の睡眠時間が削られる。

途端に寒くなった。何を切るべきか読めず、出がけに迷い、困る。寒いのが苦手なことに加えて、冷たい風が乾燥を呼んでさらに嫌い。どうも最近は余裕がない。

風邪を引きそうで引かない。体調は低空飛行を続けるが墜落もしない。大きな視野で見れば、生まれてこのかたそうなのかも知らん。

日刊スポーツの中日優勝記念増刊号とnumberの日本シリーズ特集号を買った。こうやって悦に浸る喜び。よくやらなかった選手がいない。改めて思ったのは個々が自らの役割を理解し、それを果たしたということだった。勝てば官軍なのだが。

森本の「野球を楽しみたいと言っていたけれど、勝って初めて言えることだと思った」というコメントに印象が残ったのには伏線があった。シリーズ前にテレビのインタビューで稲田が同じことを語り、その時はさらに「中日は必死でやってくるだろうけど」との冠をつけていた。勝負事は徹することが前提にある。つまるところ結果論。

ブンレツさんは岡本が嫌い。僕が中日に左右されるので、野球、ひいてはスポーツに対する関心が皆無だった彼女もいつしか中日に詳しくなり、自身が観戦していると勝率が高いと自負し、念を送っている。しかし岡本とは相性が悪いようだ。今日も今日とて罵声を浴びせる。

井端の決勝打は、むしろベース上で突き上げる拳が印象深かった。勝利への執着心が受け取れる。クライマックスシリーズにしろアジアシリーズにしろ、やりからには勝ちにいく。これでポストシーズンは12勝2敗。払拭したか。

ライブ当日。あいにくの雨模様で出鼻をくじかれる。ジャンベはただでさえ重いのに水気に弱く、大きいビニールにくるんで、傘は自分より背負ったヒロシの上に刺した。数少ない、朝から営業しているスタジオで練習し、昼に会場へ向かう。

結婚披露パーティーがおこなわれるその店のテラスでライブをおこなうはずだったが、天候により中で叩くことになった。控え室に通されて新郎新婦と挨拶を交わす。VIP待遇だった。リハーサルで手ごたえをつかむ。

ランチはそこと同じビルにあるカフェでとった。主催のおごりと聞いて遠慮なく注文する。酒も少量入れた。その後、出番まで控え室でくつろぐ。徐々に高揚、そしてパフォーマンス。

日暮れ前に終わり、一期JAM打ち上げは緊張が解かれて酒は進むが酔いはせず、心地よい疲労感で眠くなる。実際寝ているメンバーも複数いた。泥のように眠れる。