駅から遠い、喧騒から離れた町のこじゃれた店が並ぶ通りを歩く。そうはいっても東京のどこかなのだろう。店に入って服や雑貨を物色するが買わない。金を持っていなかったのだ。そういえば夢の中で僕は買い物することはほとんどないのではないだろうか。ともかく、その夢をしばらく忘れていたというか現実では覚えていなかった。

思い出したのはその町を再び夢の中で見たから。自転車で知らないところを走っていて、この小道を入ればあのこじゃれた通りにたどり着く、という認識をして起きてから全てを思い出す。そういえば夢の中で僕は知らない場所に行くことが多いのではないだろうか。さておき、結局この時も何か買うことはせずにそこを去った。