誕生日祝いでブンレツグランマが半日帰ってきた。付き添いの介護士が二人もいて賑やかな食事を楽しむ。そのうちの一人から面白い話を聞いた。

グランマを風呂に連れて行く時のこと。車椅子に乗せ「それでは行きましょうか」と声をかけたところ、グランマが何やらつぶやいた。彼女の口数が激減している現在、言葉を逃した介護士の彼女が聞き返したがそれでも聞きとれない。「ごめん、何て?」と再々度、耳をグランマの口元に寄せたところ計3回言ったセリフが「レッツゴー」だと分かった。