ここ一番で投打に活躍する大エースの真骨頂。身長180センチに満たない川上が規格外に大きい人間に見える。肉の密度は通常の2倍以上あるような質感がある。調子に乗って3ランを打たれるところがまた彼らしい。

打線はよく繋がっている。集中力の高さがうかがえる。一蓮托生となっているのであろう。未だクライマックスシリーズで負けなし。勢いをつけて昨年の雪辱といきたいところだ。リーグ戦で優勝した巨人が勝ち抜くことを「空気を読む」とされるのであろうが2004年、思えば落合中日1年目は2位からプレーオフで勝ち上がった西武に負けたのだったから相殺としようではないか。