タタミイワシ河川敷にいる。どうやら 暮らしている。時折、畳が流れてきてそれを集めている。単にそれを重ねた。徐々に高くなるそこが寝床だった。土手には集合住宅がある。2畳程度の容量の、カプセルホテルの要領で、狭い体積にあり得ないほどの戸数がそこにあった。楽しいことはなかった。畳が流れてきては川を泳ぎ、それに乗って岸へ帰る。重ねては土手を見上げる。高さで追いつきたかったのか。しかし目標とするそこもまた楽しさなどなさそうだ。