大きい背中は理想の親父、気さくな性格は理想の兄貴、柔和な笑顔は理想の上司、面倒見の良さは理想の先輩。上々の滑り出しだった今年の中日が唯一手に入れてなかった山本昌の初勝利は、チーム初完投にして初完封で飾った。コーナーをきっちり突く制球にしびれた。何度も唸り声をあげる。

200勝へのカウントダウンが入った今季、勝ち星が山本昌につくのならどんな形でも良かった。7点取られたならば8点取りやがれと、むしろ打線を責めていた。3度目の正直はこの快投で胸のすく思いだ。その背中を見て育ったのだから。