迷子やり場のない気持ちに苛まれて落ち着かな い。知らない町をさまよい歩いた。夢の中ではよく歩いている。あるいは高いところから落ちている。平べったい景色がゆっくりと流れる。という表現は主観によるもので、夢だから主観以外の何ものでもないが、客観的に見ると動かないものに囲まれて僕が流れている。前から後ろに。上から下に。どこかに行こうとして、はて、どこに行こうとしているのか、行くあてがないのなら、さて、どうしようか、実際においても過去と未来はあやふやだった。