加齢臭は追い風に乗ってさ わやかなリンゴの香りがするワックスを髪につけているにもかかわらず、頭皮の臭いはそれに勝った。翌日は出かけないと分かっている時や風邪をこじらせている時以外、髪を洗わない日はないのにこれだ。向かい風で不快になることはないが、追い風が背後から僕を攻める。自業自得なだけに辛い。周囲に迷惑をかけているのも心苦しい。老害は既に始まっている。フェロモンに変換させる流れが来ることを願う。それまでは香水でもつけ始めようかと思う。