どろろコピー 「どろろ」の割引券をもらったが、300円引きでは見ようという意欲はわかない。ただ、コピーが気になった。

 いま世界の才能が、
 あの隠された傑作を蘇らせる。

まあ、こういった類のものが抽象的な表現を使いたがるのは仕方のないことにせよ、納得がいかない箇所があった。「あの隠された傑作」は手塚治虫の原作を指していることに疑いの余地はなく、誰しもが認めるところだろう。残した功績は大きい。しかし「世界の才能」とはこれいかに。主演の妻夫木聡や柴咲コウに対してそこまでの評価は聞いたことがない。人気と才能は別問題だ。妥当なのは監督、塩田明彦のことと考える線。はからずもリーセントリーの2作を見たが、僕は両方とも鑑賞を後悔している。彼が監督しているから本作を見るつもりがない僕の個人的な好みは抜きにしても、才能という言葉から塩田を思い浮かべる人が果たしてどれだけいるのだろうか。

作品の公式サイトを調べた。イントロダクションによれば、どうやら国際的評価の高い人間たちがスタッフに名を連ねているらしい。彼らに対する知識も、その方面に造詣が深いわけでもなく、何にしろ意欲は変わらない。