夢では触覚、視覚、聴覚があり、味覚と 嗅覚がない。前者3つに敏感で後者2に鈍感なのだろう。見えていた景色や聞こえていた声が突然遮断されることがある。実際に五感のうちのどれかが使いものにならなくなったとしたら、という恐怖を抱いてはいるが、夢の中でその現象が起きても心が乱されることはない。寝ている状態のほうが悟りに近い。
触覚はといえば、痛みはあまり感じない。殴られたり、締めつけられたり、何かにぶつかったりぶつけられたり、瞬間にこれは痛いと思ったが、そこに意識を集中させると痛みは消えている。自己暗示は快感も同じで、触り、まさぐり、挿入すれば心地良く感じるが、ふと我に返るとただそう思いたいだけだった。下着を汚さずに済んだ。三十路でそれはさすがにへこむ。