再び 七里組。今回は1時間程度の拘束だった。カップルで街を歩くという設定もおいしい。腕を組むだけで胸が高鳴る。今日は素晴らしい日だなんて、さらには相手の女性の顔をあまり見れないだなんて、三十路にもなってその免疫力の低さが恥ずかしい。しかしそんな初々しい自分が嫌いではない。

エキストラとして地味な格好をするのが当然だが前回着たコート以外に無難な冬仕様のそれを持っておらず、5色のダウンで撮影に臨んだ。しかしスタッフとアウターを交換させられる始末。服で自己主張しようとするスタンスが間違っている。というか自己主張は皆無であってこそのエキストラなのだから、要は根本から向いていないということだ。