全てが撮影セットの中のような、何もかもがスケールの小さいところにいる。空がやけに白い。家も道も昨日できたのかと思わせる造りだった。そこを一人でただ進み、行き止まりに達すると引き返してひたすら歩く。皆がそうしている。狭い世界をせせこましく、乱れることなく、僕も右へならえで秩序を守った。

夢の中は常に虚無感がつきまとう。欺瞞を見透かされ、孤独が襲い、死を身近に感じるのは、眠りが最期と似ていると思っているからだろうか。