落合監督は現役時代、マウンドの投手がピンチになると絶妙なタイミングで声をかけに行った。低迷している今の巨人の内野陣に、その役割を担う選手を見ず、孤軍奮闘の投手が寒々しい。同じく優勝の目はなくなった広島だが、新井や梵が何度もマウンドにおもむき、若い大竹を奮い立たせていた。良いチームだ。監督以外は。

くだらないイチャモンをつけてきたブラウンの鼻をあかせてやろうと、しかし先日は返り討ちに遭い、今日になってやっと溜飲が下がった。朝倉は4年ぶりの二桁勝利。規定投球回数にも達した。これまで散々期待を裏切り続け、来年もまたローテーションを守れるという楽観視は到底できないが、もう背番号は変わらないことを願う。顔に知性が滲むような成長も願う。