靴下の勝ち 映画に行く予定だったのが急用が入って一旦は断念する。しかしその用事が早く終わりそうで、そう感じた時に雨もあがり、では行こうではないかと。その日にしか上映していないことだし、逃せばスクリーンで見る機会はないし。しかし、いざ向かう頃になるとまた雨が降り出して、一度乾いた靴下はまた湿り気を帯びた。それならば潔く諦めようではないかと。疲れたし、足元は気持ち悪いし。僕の映画熱など所詮そんなものだ。靴下に及ばない。