敵ながら吉井のマウンドには頭が下がった。尊敬に値する。同点に追いつかれてなおも無死1,3塁で、心は全く折られていなかった。ウッズとアレックスは打ち取った後、立浪には結果的に決勝タイムリーを打たれたが、不惑の投球術に感動した。肌のつやもまだ若い。良いゲームだった。
2試合連続で完投とヒーローインタビューの佐藤は新人王の資格があるそうで、狙ってもらいたい。もはや、3連戦の締めで佐藤なら3タテを食らうことはないとか、勝ち越すことはできるとか、試合前に星勘定をしてしまう安定感。将来を嘱望されながら怪我に悩まされた埼玉出身の右腕、といえばもう一人思い浮かべられて、今年からエースナンバーを背負った彼も続いてほしいところ。