先週の試合、去年の対オリックス2戦、それによる気迫の凄まじさは、もし例えば精神状態をそのままに街に出たとして、そこで誰かにケンカを売られようものなら、たとえそれが身長が2メートルあろうと体重が150キロあろうと、川上は買ったに違いないとそう思えるほど鬼気迫っていた。勇ましかったが、投球動作の後にベルトをクイッと上げるのはあまり格好良くない。三振を奪った時など間が抜ける。無四球4安打しかもそのうち3安打は外野に行かず、鬼を相手にしてオリックス打線が気の毒なほどだった。

野手では荒木がスタメンを外れたままなのが気になるが、2軍落ちしていないので軽傷と思いたい。代役の森岡が頑張っている。併殺を取ってその喜びようは、井上と朝倉と3兄弟でも組んだらどうかと思わせる耳の立ち具合。