「市川雷蔵の再来」とはブンレツグランマによる韓流ソン・スンホン評。角度によっては雷様よりも格好良いらしい。彼女はペ・ヨンジュンのファンを小馬鹿にして目くそ、鼻くそを笑う。

CATVで放映されている「夏の香り」をビデオに録画して、ホームに送り届けている。どこでその情報を手に入れたのか、何とかというドラマの、プロマイドが封入されたDVDを欲しがっていた。写真を枕の下に入れたいのだという。興味のある話にだけ耳を傾けてさらに饒舌になる癖は、引き継がないよう心がけなければならない。

クリスマスのプレゼントにでもしようと思うが、グランマの色情狂のきらいには辟易しており、意地悪をしたくなる。「ゾン・ズンポンだっけ?」と確かめると、彼女は間髪いれずに「ソン・スンホン」と訂正した。「のブロマイ」「プロマイド」言い終わる前に戒められた。

そのDVDの他に、原宿かどこかのプロマイドショップで数枚、ソン・スンホンのそれを買ってやろうと考えた。しかしそこに行くだけでも恥ずかしく、羞恥心が少ない僕でもそういった類の店に入ることは気が引ける。グランマに名前を連呼されてすっかり覚えたが、敢えてメモに記し、それを読むふりをして「ええと、ソン、スン…ホン? のプロマイドはありますか」と、いかにも使いで来たことをアピールしなければ、やってられない。