たまもの 6月に林由美香が亡くなった。享年35歳。AVやピンク映画で人気を博した彼女の出演作を各地で特集上映しており、今日はピンク七福神の一人・いまおかしんじ監督作「痴漢電車 感じるイボイボ」「たまもの」がシネ・ラ・セットにて。

失踪した恋人を追い求めてさまよう男が、妊娠したことによって恋人に逃げられた女と出会い、情事を重ねて一つになる「イボイボ」。女は「私はあなたよ」と言い、男は「お前は俺だ」と言う。退廃的な環境で生きる二人の世界が描かれた。

「たまもの」は原題を「熟女・発情 タマしゃぶり」といい、30代半ばとなった林由美香が白痴の女を演じる。郵便局に勤める若い男を献身的に愛すが、男はそれが重荷となって別の女と結婚する。無垢な純粋さが痛々しい。しかし、はまる。

1300円のチケットだが、先着特典で500円分のパスネットをもらう。上映後はいまおか監督と出演者3人のトークショーがあった。800円で短編2本にトークショーと思うとかなり割安である。トークショーに参加していた華沢レモンが僕の正面で、先ほどまでの濡れ場が甦る上に、スカートの裾からその奥が気になって仕方ない。