近所の青果店で馴染み客となった。快活な男子を装い、訪れる度に世間話を振られる。そこではいつもキュウリのぬか漬けを買っているのだが、野菜の高騰で5本200円が4本200円になってしまっていた。それでも僕には1本おまけして、元の値段で売ってくれる。老女殺しはここでも健在。
その足でベーカリー
へ。その途中、センスの良い着こなしに帽子を被ったカップルとすれ違った。女性のほうは肌が白くて目力があり、背が低くても存在感がある。「あれはもしや」と振り返ると、男性のほうがこちらを向いていた。痩躯に特徴のある顔で、二人揃っていればおそらく間違いないだろう。気付かれたと思って僕を見たのか。YUKIとYO-KING、それは目立つ。握手はよしとした。