明の海 日焼けも治まって一ヶ月ぶりの銭湯は、もはや禁断症状が出るほど行きたくてたまらなかった。

明の海 上馬4-11-28

日にちが空いたせいか、いろいろと道具を忘れた。シャンプーに石鹸、髭剃りと歯ブラシもない。やりきれない。150円で「お風呂セット」を購入した。

環状7号線に面し、246号線と接する辺りの立地で車の往来が激しい。しかし暖簾さえくぐれば、そんな喧騒は関係ない。狭い面積の苦心が伝わる造りだ。日替わり風呂は酵素風呂で、どう効果があるのかは分からない。こういった類のものは効能云々ではなく、なるほど言われてみればと、思い込むことが大事である。

一時、男湯に僕だけという状況になって、それは至高の空間で、僕は歌う。女湯と繋がっていることに気づく頃には、向こうからカポーン、ザバーと音が響いていた。