またブンレツグランマが風邪を引いた。一人で食事もままならないらしいので、食べさせに行く。しかし訪れてみると、ものを食べることもできないような状態だった。まるで「もうこのまま死んでやろうか」と自暴自棄にもなっていた。
ブンレツさんはブンレツグランマと確執があり、母と認めていない。物心がついた時から「母さん」とは呼んでいない。僕には計り知れない、拭えないものがあるのだろう。たとえ死期が近づいていたとしても、わだかまりは残る。狂う前に言っておきたいことがあったらしく、グランマは遺書をしたためた。そこには「お婆さんより」と記してある。
ブンレツさんはブンレツグランマと確執があり、母と認めていない。物心がついた時から「母さん」とは呼んでいない。僕には計り知れない、拭えないものがあるのだろう。たとえ死期が近づいていたとしても、わだかまりは残る。狂う前に言っておきたいことがあったらしく、グランマは遺書をしたためた。そこには「お婆さんより」と記してある。