温度を確かめることが好きなブンレツさんは、部屋や廊下至るところに温度計を設置しようとしている。「どうも寒いな。うむ、この温度ならそれも当然」「暖房をつけてしばらく経った。ほう、さっきとはこんなにも温度差が生じた」としたり顔をしたいそうだ。

時間にしろデータにしろ、何かと数字に縛りつけられなければもう生活ができない。総じてそのように思う。僕もとかく統計をとりたがる。それで何をするでもないのだが。ちなみに偶数が好きで、それは割り切りたい願望があるからだと分析する。ボーダレスの中に居心地の悪さ。