オルゴールの元となったといわれるカリンバを習いにワークショップへ行く。木箱に括りつけられた十数本の金属製の細い棒を弾くカリンバは、適当に音を出すだけで和まされる。パチカがままならない段階で次の民族楽器に目が入ってしまった。リズムに合わせてむちゃくちゃに弾いてもどこか気持ちが安らぐ。10人が参加していたそのワークショップで、簡単な楽譜を見ながら演奏した。小型で軽量、音が小さく家でもできるということで教室が終わってから買おうとすると、参加者のほとんどが同じ考えだった。しかし1万4000円となかなか高い。皆が帰ってから講師に値段交渉を試みたがが、びた一文まけてくれない。向こうがため口に変わったことも気に食わないので、帰ってからパチカを振り叩く。次はディジェリドゥにでも挑戦してみよう。