3ヶ月間だが、ブンレツグランマがホームへ入ることになった。家から自転車で15分弱。夜にタオルケットを渡しに行く。周りの老人には覇気がない。努めて明るく振舞おうとする職員の努力が伺えるが、どこか陰鬱な空気が流れている。これが老人ホームというものなのだろうか。帰り道、冷たい空気が露出した肌をつんざく。努めて明るいイルミネーションにむかつく。悲喜こもごもの師走。