酒井昂迪
劇団壱劇屋東京支部
舞台「九十九-つくも-」
作・演出・殺陣:竹村晋太朗
■公演日程
2024年7月18日( 木 )〜7月21日(日)
■劇場
シアターグリーン BIG TREE THEATER
出演決定!
<あらすじ>
『ずっと一緒にいられると思っていた 』
菜花(なのは)と春(はる)は夫婦となり、一軒の家を買う。
古びてはいるが、どこか温かさを感じる家。
部屋のあちこちに先人が残していった古道具が置かれてある。
そんなところも含めて、この家を好きになった。
ここで暮らし生涯を共にするのだと信じる二人。
そんな二人を、戦火が引き裂く。
家に届いた一枚の紙により、戦地へと召集されていく春。
一人ぼっちになった家は酷く色褪せて見えて、寒くて。
『チクタク・・・チクタク・・・ 』
いつからこの家にあるのか分からない置き時計が刻む音が寂しく響く。
途切れず針を進めるその音は、蛮なる者を呼び寄せる。
古道具は宝か否か。
────
違う、そうじゃない。
ここはあなたと私の思い出の場所。
あなたが帰る、帰ってくることのできる場所。
『私が絶対にここを守るんだ 』
日々を重ね、想いを連ね、思い出は増えていく。
99年の時を経た "モノ "たちは、九十九の神と成る。
これは一人の女性の、
"守る・奇なる・想い出"の物語。